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2009年8月21日

7月 例会 報告

日時  : 7月8日  水曜日
      18:30 ~ 20:30
場所  : 港区立商工会館
参加費 : 1000円
テーマ : 「情勢判断学会の拡大発展のために」とりまとめ
担当  : 古川 彰久

本年の例会は「情勢判断学会の拡大発展のためにどうすべきなのか」というテーマで各運営委員から意見を出し合いこれまでの論議を進めてきました。
これまでの例会の発表者とテーマは以下の通りで、要旨は2ヵ月後の会報で報告しております。

1月 古川彰久 「情判会のあり方について」
  城野先生論文「三人寄れば情判会をつくれ」紹介

2月 榊原高明 「情勢判断学会とは」
  参加者が少なくなっている例会の現状を確認し、減少の原因をつかむ。
  勉強会形式の取り入れ。

3月 今井裕幸 「脳力開発のツール活用へのケーススタディ」
  脳力開発の分析手法を活用し、「つかむ作業」、「計画する作業」を行い、「戦略」決定をし、戦術を決めたら、良いのではないか。

4月 古川元晴 「情判会の拡大・発展について」
  「月例会の見直し=魅力化」に取り組むべきではないか。その実験的なテーマとして「裁判員制度」を取り上げてみる。

5月 平井兵治 「情判会の在り方、会の拡大発展のために」
  脳力開発はこれからの日本には必要なものであり、時代の変化も入れてオーバーホールし、若者にもPRするべきだ。

6月 古川彰久 「情勢判断学会と脳力開発について」
(1)自分の戦略選択あるいは戦略検討のために:仲間との交流と通して自分の脳力を高める(切磋琢磨)。価値観・立場の整理と分析。環境の変化の受け止め方。
(2)自分の戦略実現のために:具体的 な行動と自分を中心にした仲間作り(分科会活動)

 更に今回は以前東京情判会でご活動され、現在は九州にいらっしゃる笠川氏からメールでご提言いただきました。
要旨は以下の通りですが、内容は「じょうはん」10月号に掲載させていただきます。

笠川氏提言の要旨

<メールで、「じょうはん」誌をご送信いただき、まことに有り難く、心から厚くお礼お礼申し上げる次第でございます。
とくに今年は、「情勢判断学会の拡大発展」という古くて新しい課題に系統的に取り組んでおられますので、どんな形でのご提言がなされるのかと、深い関心をもって、興味深く拝読いたしております。
ところで私のつたない経験では、一般的に討論では、お互いの意見の相違点に目がゆき、 どうしても 「意見の共通点の確認」 が ないがしろにされがちでした。
しかし、この 「共通点を確認する」 ということこそが、実は、討論の発展を支える土台となり、次の段階へとステップ・アップしてゆく上で「大きく役立つ、不可欠な作業」でございました。
そこで、お忙しい中にもかかわらずメールで配信していただいていることに感謝し、そのお礼の気持ちも込めて、 「意見の共通点の確認」 という意味で、城野先生のご提言「三人寄れば情判会をつくれ」について、「情判会とは」と「脳力開発とは」という観点から、その要点を私なりのまとめてみましたので、ご報告させていただきます。何かの参考にしていただければ有り難く存ずる次第でございます。>

以上、これまで6月までの各自の提言と笠川氏の論文を参考に、論点を整理し、これからの展開に付き意見交換を行った。
その要旨を以下に取りまとめた。

1.情勢判断学および脳力開発とは

「情勢判断学会の拡大発展」を論じてきたのですが、それぞれの主張を吟味してみると、まずは情勢判断学会が拠り所にしている「情勢判断学および脳力開発」がいかなるものなのかという点について、それぞれの受け止め方あるいは活用の仕方が異なっている。同じように勉強をしているように見えるが、それぞれの立場や環境、更には価値観によって、受け止め方が異なっている。

情勢判断学および脳力開発は対象にする領域も広いし、奥行きも深いですから、その人の立場、環境、価値観によって、どの部分を他の人に伝えていくのか、異なってくる。

従って、拡大発展の前提としての、「情勢判断学および脳力開発」に対する理解を深める必要がある。いろいろな立場、環境、価値観等によって、どのような考え方や行動が出てくるのか。これが「人間学」や「行動学」に発展していくのであろう。

特に、近年においては時代の変化と共に、国際化と情報化が進展し、これまでの国家と個人との関係に変化が生じ、いろいろな面で価値観の変化や多様性更には衝突が生じている。このような時代にこそ、脳力開発が唱える精神の3姿勢、主体性、前進性、協調性が重要な意味を持つはずですが、一方で情報が氾濫する情報化時代において、誰もが安直に必要な情報が得られることから、一般的には深く考えることをしなくなっているように思われる。

情勢判断学および脳力開発の他の勉強法と異なる一番の特徴は、戦略選択と決心覚悟といえます。まずは自らこれを実践し、自らの人生戦略を会得していくことが必要ではないでしょうか。

また、時代や環境の変化に対応し、脳力開発の重点の置き方を検討していくことも肝要と思われる。

一方で、これまで始めて参加された人が、継続して参加されないということは、改善すべき点があるのではないか。

特に初心者に対する勉強会は何らかの形で再開する必要があるのではないか。

2.今後の参加者拡大対策

まずは、当面出来ることからやってみよう。
9~11月例会テーマとして実施。

9月度 榊原 高明
テーマ: 情判学と脳力開発入門講座”開設(案)の構想について

  10月度   平井 兵治
テーマ: 四柱推命の解説

  11月度 古川 元晴
テーマ: 裁判員制度が開始され