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2015年2月15日

平成27年1月例会報告

日時  : 1月14日 水曜日 18;30 ~ 20;30
テーマ : ついに開発された、心に関する効果の
    ある技術。世界で65言語に翻訳され、
    2千万部出版されている心の健康のための
    現代科学「ダイアネティックス」について
    御紹介します

場所  : 港区立商工会館
担当  : 田口 達也

今日お話するのは、一冊の本についてです。タイトルは、ダイアネティックスと言います。作者は、L.ロン・ハバードです。この本が書かれたのは1950年ですが、現在でも世界で売れ続けており、これまで2000万部以上が売れています。この本は英語で書かれましたが、様々な国の言葉に訳され、60言語以上に訳されています。彼は世界中を旅したり、ハリウッドで作家として活躍したりしていましたが、その間ずっと、個人的に心の研究を続けていました。生命全般にあてはまる基本原則を突き止め、それを実際に使える技術に発展させた結果、ダイアネティックスが生まれました。
今日見ていくのは非常に大きなテーマです。皆さんと、皆さんの人生です。私たちは人生で何を達成したいと思っているでしょうか?人生から何を得たいでしょうか?例えば、「幸せ」です。多くの人がこれを達成したいと思っています。では他にどんなものがあるでしょうか?喜び、成功、愛、真実、健康といったものが挙げられます。では明日の朝皆さんが目覚めて、これらを全て持っているとすると、どのように感じるでしょう。恐らく、自分は本当に人生をうまく生きていると感じるでしょう。ですからこれらを「生存」と呼びましょう。しかし、これらが全てあてはまる人はなかなかいないようです。ではこれらの逆の特性を見てみましょう。それらは、うつ、悲しみ、破滅、孤独、偽り、病気といったものです。明日の朝皆さんが目覚めて、これら全てが当てはまるとしたらどう感じるでしょう。人生に打ちひしがれ、もう立ち直る気力が無いと感じるでしょう。これを「屈伏」と呼びましょう。しかしながら、これらがすべて当てはまる人もいないようです。では私たちはどこにいるのでしょう?最高に生存しているわけでもなく、完全に屈伏しているわけでもありません。恐らく、中間段階のどこかにいます。より高い位置にいる人もいれば、より低い位置にいる人もいます。これから、この図のことをスケールと呼びます。スケールとは、物差し、尺度といった意味です。

<人生のスケール>
「生存」
幸せ  喜び  成功  愛  真実  健康
    ↑(生存へ向かう推進力)
    ○(私たちは中間のどこかにいる)
うつ 悲しみ  破滅  孤独 偽り  病気
「屈伏」
このスケールについて重要なことは、私たち全員が、生きている限り、このスケール上のどこかにいるということです。そして私たちは、生存を目指しています。私たちの中に、生存へ向かう推進力があると考えることができます。私たちが様々な判断を行うとき、より生存に向かう道を選択します。例えば、結婚相手を選ぶ時、一緒にいて自分がより幸せになれる人を選びます。就職する時、より自分が成功できる仕事を選びます。では私たち全員が生存を目指していながら、なぜスケールの最上部にたどり着かないのでしょう。推進力があって邪魔するものがなければ、最上部に届くはずですが、そうならない理由は何でしょう。それは、人生には私たちをスケール上で押し下げる力があるようだからです。これがどのように作用するか見てみましょう。
 わかりやすい例として恋愛を取り上げます。ある女性を取り上げます。彼女は小さいときから、本物の愛を手に入れたいという目標を持っていました。自分が心から愛することができ、相手からも心から愛してもらえる、そういう人と一緒になりたいという目標を持っていました。そして彼女はある時、素敵な男性と出合い、恋に落ちます。その瞬間から、彼女の人生が輝き始めます。気分が明るくなり、何をみても美しいと感じます。肌もつやつやし、目も輝きます。彼女はスケールの上の方にいます。彼女は彼と1年間付き合います。そして1周年のお祝いに素敵なレストランに行く約束をします。当日彼女は彼が迎えに来るのを待っていますが、彼は約束した時間に来ません。30分経っても来ません。結局1時間遅れて到着しました。遅れた理由を問い詰めると、彼は直前まで別の女性といたことを認めます。彼女は号泣し、「二度とあなたの顔は見たくない」と言って扉を閉めます。彼女はスケールを急降下します。何週間か泣いて過ごします。友人が外に連れ出そうとしても、出かける気が起きません。彼女はスケールを下がってしまったのです。さらに何週間かすると、彼女は少しずつ回復し、スケールを上り始めます。しかし、元の位置より少し低いところで止まってしまいます。でも彼女は、本当の愛を手に入れたいという目標をまだ持っています。しばらくして別の男性と出合い、恋に落ちます。今度の男性は、前の男性ほど格好良くはありません。彼女は、「格好良い人は信用できない」ということを学んだのです。話す内容にも慎重になります。二人は付き合いますが、今回は前ほど世界が輝きません。前ほど明るい気分にならず、肌も目もそれほど輝きません。それでも何とか1年間付き合います。1年が経った頃、1周年を祝うために素敵なレストランに行く約束をします。約束当日、彼女は準備を整えて待っていますが、彼は来ません。15分遅れて、彼が迎えにきます。彼女は彼を見るなり号泣し、「二度とあなたの顔は見たくない」と言ってドアを閉めてしまいます。彼女はまたスケールを下がります。今度は回復にもっと時間がかかります。何週間が過ぎて、少しずつ回復し、スケールを上昇しますが、前より低い位置でまた止まってしまいます。不幸なことに、2番目の彼は仕事で少し遅れただけであり、彼女にプロポーズしようと指輪をポケットに入れていました。彼は何が起きたのかわからず、スケールを下がってしまいます。彼女も、自分に何が起きたかわかっていません。ドアを開けた時に彼女が見ていたのは、記憶の中の最初の男性だったのです。彼女の感じたことや言ったことの全てが過去の失恋の経験から来ていました。彼女はその時、過去のつらい記憶に支配されていたのです。彼女にこの先何が起こるかを見ていくと、同じような失敗を繰り返すことがわかります。そして何回かの失恋を経験したころには、彼女は本当の愛を見つけるなんて不可能だと悟り、相手の愛の言葉に耳を貸さず、相手の財政力に興味を持つようになるかもしれません。またある男性と付き合いながらも、失敗したときのために、別の男性とも仲良くするかもしれません。彼女はスケールを下がってしまったのです。
ここで何が起きたのでしょうか?愛という目標は良い目標でした。誰もがそう考えます。しかし実際には、そこから遠ざかってしまいました。どうやら、人生には私たちを押し下げる力があるようです。そして私たちはこの力に抵抗できないようです。私たちにできるのは、それを受け入れるか、それに合わせることだけのようです。つまり、どんどん孤独になり、不機嫌になるのですが、自分はそうした状態の方が好きだと考えます。または、人生とはうまくいかないものだということを理解しはじめ、つらい思いをしたり、人を裏切ったりするのは普通のことだと考えます。そうしているうちに自分のことが嫌いになり、もっと悲しくなり、病気になったりするのですが、それが普通のことだと考えるわけです。
<スケール上の彼女の位置の変化>
↑生存
  ○(高い位置)
        ○(前より低い)
   失恋         ○(前より低い)
         失恋 

○     ○
↓屈伏     
         時間→
人生を生きていると、失敗や失恋をすることはあります。それによってスケールを一時的に下がるのは避けようがありません。問題は、一度下がってしまうと元の位置に戻れないことです。どうやら、過去のつらい記憶が、その人が元の位置に戻るのを邪魔しているようです。これをどうやったら解決できるでしょうか?ハバード氏も同じ質問をたずね、ダイアネティックスでそれに答えました。
私はダイアネティックスが皆さんにとっての答えであると説得しようとしている訳ではありません。私にとっては真実でした。だからといってそれが皆さんにとって真実になる訳ではありません。真実かどうか、皆さん自身が自分で見つける必要があります。ぜひ本を読んでみてください。

<講師のプロフィール>
サイエントロジー東京
フィールドスタッフメンバー
心の問題に興味を持ち、効果のある解決策を探していたところ、2000年にダイアネティックスの存在を知る。以来、フィールドスタッフメンバー(普及を担当するボランティアスタッフ)として、ダイアネティックスを他の人にも伝えるべく、国内での普及に努めている。内容についてのお問い合わせや講演の依頼はt77taguchi@yahoo.co.jpまで。