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2006年3月18日

自分が勝つ戦術だけでは片手落ち!!

民主党による「偽メール事件」もやっと下火になってきたが、あれはなんなだったのか。
それにしても、近頃「偽」という文字がそこら中に蔓延していますな!
昨年は、「刺客」などと言う本来ならばおどろおどろしい言葉を、マスコミから
国会まで撒き散らかし、いやな一年であったと思っていたら今年は
又新しいいやな言葉をまき散らす。この国はどういう国なのであろうか。
まあそれはそれとして、あの永田某という代議士は、まるで三国志の
赤壁の戦いで周揄に踊らされた蒋幹じゃねえか?
最も自民党に周揄程の策士がいるのかどうか分からないけれど。

先日のサンケイ新聞「わたしの失敗」という欄に日本将棋連盟会長の
米長さんの話が載っていた。
それによると、米長さんが四冠王で飛ぶ鳥を落とす勢いのころ、
途中から若い人に出ると負け状態に陥って、すっかり考え込んでしまったとのこと。
そこで、一計を案じ若い人たちを集めて、ビールを振る舞い「自分がこの頃弱くなった
のはどうしてだろうか」と聞いたところ「まあ」とか言ってなかなか教えてくれない。
そこであきらめず、もう少しビールを追加注文して、もう一押ししたところ、
彼らもかなりいい気持ちになって来てやっと話してくれたという。
それによると「米長さんの戦法をすべて研究して、こう来ればこうやる、ああ来ればこうやる
と言う戦術を確立したので、この頃の米長さんとやるのは非常に楽になった」と言ったそうである。
それを聞いてその後は、若い人たちを師匠にして教えを請うことにしたとのことであった。
また、城野先生の話で恐縮であるが、「戦術は自分が勝つと言うのだけでは駄目で、必ず相手が負ける戦術も一緒に考えなければいけない」(三国志の人間学)
で仰っていたことを思い出した。民主党も脳力開発をやった方がよいのではないであろうか。
この頃、昨日の飯を思い出せなくて、昔聞いたことをやけに思い出す。これも加齢のなせる
技であろうか、くわばらくわばら。                (悦)

2006年3月 2日

城野先生の声が聞こえた!

2月の例会で「学園再生の事例研究」というテーマで、ある女子学院が廃校寸前の状態にあったが
創立者の曾孫に当たる副校長(女性)の決心覚悟で、今は特色のある有名校によみがえったと言う話であった。

よみがえった現在の特色、ビジョンなどをお聞きし、参加者の熱い討論が繰り広げられた。今回は結果をお聞きするだけだったが、次回には是非学園をたずねて「地上の星」の場面をお聞きしたいというところがおおかたの意見であった。

どん底から発展へというところで、つい近頃同じような話を聞いたことを思い出した。
それは、確かサンケイ新聞に載ったはなしで、「水俣湾の魚」が食べられるかと言うような話であった。
ご存じのように水俣では、公害というよりも人災と思われるような、多大な不幸に見舞われた。ところが現在では、日本有数の環境整備が進んだ町で、分別ゴミの収拾を始め素晴らしい環境を意識する町によみがえったとのことであった。

そこで、城野先生がいつも仰っていた声が聞こえてきた「成功の反対が失敗だ、又その反対も同じで
失敗をしたら、その反対をすれば成功することが出来る」という話であったと思い出した。
水俣の話は、あまりにも犠牲が大きかったけれど何となくほっとした話であった。
  脳力開発指針「常に両面とも考えよう」
                        (悦)