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2007年1月 4日

2007年の運営方針について

運営委員長
古川 彰久

新年明けましておめでとうございます。
本年の運営方針を述べるに当たり、前年度の運営方針と実績を振り返ります。
 前年度の運営方針検討において、脳力開発の勉強もその成果が外に対してどのように生かせるのか、常に外との関わりを持ちつつ、その反応もフィードバックしていかないと、脳力開発の勉強も自分達だけが納得し、外に通用しない怖れがあるとのことから、会員間の交流を基本に置きつつも、外部の人に呼びかけ、あるいは外部の人に情報を発信し、仲間の輪を広げるべくチャレンジしていくこととし、これまでの例会と勉強会を一本化し、例会(=勉強会)の内容を充実させる。また、外部への情報発信の手段として、ホームページをブログ化することとした。
 例会において、社会的に問題になっているテーマ、教育問題、耐震偽装問題、裁判員制度問題等を取上げ、討議してきた。それぞれ現在の社会のあり方に関る根の深い問題であり、お互いに理解を深めることができた。
今年度の運営方針について
 前年度の運営方針を踏襲し、更に一層論議を深めることとし、特に大きな課題である教育問題に付き、まずは運営委員各自の見解を発表し、お互いに議論を深めていくこととした。
 運営体制についても、前年度の運営委員に引き続き、お願いすることとなりました。
会員の皆様におかれましても、積極的なご支援とご参画をお願い致します。

【今年度の運営委員】
<全員留任>古川彰久、東瀧邦次、森田悦功、矢澤昌敏、時藤稔明、榊原高明、今井裕幸、平井兵治、田中達也

2007年の抱負

 運営委員のリレーで2007年の抱負をお伝えいたします。

東瀧 邦次
 任意団体ライフ・ベンチャー・クラブ発足20年で一昨年暮にNPO法人化しましたが、ライフワークとする生涯現役啓発運動の推移を顧みると、1995年米国AARP訪問を契機に、1999/国際高齢者年の高齢社会NGO連携協議会設立協力、2004年日本生涯現役推進協議会の創設、一昨年地域あおば区民会議、昨年市民国連イベント運営等、単団体からネットワーク協働への生涯現役を展開できる輪が、次第に拡大され得る時流を確認しています。
 昨年には北欧・韓国等から超高齢化到来の生涯現役実践例での各種情報取材をされたり、改正高年齢者雇用安定法実施で企業研修にも一味違う提案をし、行政数団体から生涯現役の商標許諾を頼みにくる段階を迎えました。
 そこで新年は、7割は収入に執着する団塊世代が、関心を示す課題「年金プラス10万円」で生涯現役実践を掲げて、興味ある情報発信とノウハウ提供の研修事業を考えています。  
 生涯現役の脳力開発で花咲かせる時代です。


森田 悦功
 新しく情判会を始めてから4回目の望年会が開かれた。最初の年に脳力開発をどう自分で活用してきたかを話させていただいた。その時は、セミリタイア状態であったのでこれからの自分の生き方を探すと言ってきた。感動することを探したいと思い自分探しの4年間であったと思う。現在携わっている遺跡関係の仕事は自分の出番は終わったと思われる。
 これからは、自分で好きなことをしようと思う。高校時代に夢中になっていたことがあったが、その後は仕事一筋でまるっきり忘れていた。それを47年間忘れていた物を取りに行こうと思う。自分の性格、主義として何をするというような宣言をしてやることが好きでないので、あまり威勢のいい話を出来ないが、お許しいただきたい。
 25歳の時に完全断食2週間をして、自分が生き返ったと思っているので、今年で40歳、遅まきながら不惑の年、3日坊主にならないように頑張りたいと思う。

時藤 稔明
 これまで「護身道と脳力開発」を関係づけながら学んできています。昨年は護身道協会で「脳力開発講座」を行い、護身道と脳力開発を関係づけることで、護身道の技のレベルと脳力開発の活用レベルが上がることが分かってきました。
 今年はまず第1に「護身道と脳力開発の関係」を外に向けて発信できるレベルまで高めたいと思います。
 2番目としては本学会の今年のテーマ「教育問題について」教育の歴史、他国との比較、宗教的教育観などを勉強し、確定的事実から出発して情勢判断し、「我が国は、自分は何をなすべきか、何をなしうるか」の結論まで出す訓練をしたいと思います。
 3番目としては情勢判断学・脳力開発の「学び舎」としての意義を見出す訓練として、例会でラスト前に3分時間を頂き、「本日学んだことのまとめ」をしていきたいと思っていますので、ご指導よろしくお願い申し上げます。

矢澤 昌敏
 07年の抱負と言っても、「情判会」そのものに何ら進歩・発展がない点に、我々 運営委員各自が、まず年頭に当たり 猛省しなければならないところから始まると考える。
 その1は、「例会」あり方そのものであり、このままでは 伝統ある「情判会」がジリ貧の一途を辿るのを、何と言っても 更に知恵を絞らなければならない点です。
 その点、昨年から「教育問題」の一端を継続の一つとし、今年度一貫して「教育について」シリーズ化し、運営委員持ち回りで各自の持論を「情勢判断学」に基づき議論を展開していくところを、大いに期待を賭けたい。
 時には、専門家をゲストにお招きいたし、この問題を「情判会」として、新たなる方向性を確立いたしたいと望む次第です。
 その2として、当初は「情判会」そのものを外部へ知らしめるための情報発信源としての「ブログ」であった筈が、その展開が全く用を成していないところにも、今年度は 運営委員各自におかれ、ひとつ真剣なる取り組みをいたさねばならない点です。

榊原 高明
 昨年は情判学、脳力開発の勉強が十分身に付いていないことを実感した一年でした。
今年はこの反省を基にさらに実戦に積極的に応用して、身体にしみ込むまで繰り返し活用して行こうと考えています。
 また、新しい仕事を立ち上げるには、やはりまとまった先立つもの(資金)が必要なことを、今更ながら痛感させられました。この為にも一旦体勢を立て直そうと思っています。
 年末には良い報告が出来るよう決意を新たにしています。

田中 達也
 新春のお慶びを申し上げます。
 旧年中は情判会との出会いのご縁をいただき、情勢判断学の勉強の機会を与えていただきましたことに感謝申し上げます。
 私的な方面に関しましても、フリーでの活動の中から現在の会社に就職いたしましたことなど、様々な経験をさせていただき、それらが自分自身の血となり肉となったであろう一年でした。しかし、そのひとつひとつを振り返ってみますと、適切に考え、行動できたかということにつきまして反省すべき点も多く感じられます。
 本年は、本会で勉強していることを実際の活動に活かして行動することができるよう、勉強と習慣づけを行っていきたいと決意しています。皆様にご教示いただきながら、精進していきたいと思います。
 また、本会のさらなる発展のための外部への情報発信にも、微力ながらお手伝いできればと考えております。
 本年もよろしくお願い申し上げます。

平井 兵治
 文学的素養のない私が、中国文化を研究するにつれ考えた挙句、地理物理が頭を横切りすこしづつ、考えがまとまった次第。即ち、光を照らし続ける太陽とその光を受ける球形の地球が現存している関係に、農耕の民の古人が気付いたるが始まりで、その関係から光と暗黒との役割りが文化の歴史の道を走り出し、光は発散に繋がり、暗さは収斂に道を招く、大きくは地球の水の循環となり、この作用が生物植物に影響を及ぼし、脳力の生産物たる書物にまでに影響を及ぼし、天文から発したものが、易経、医学、政治、軍事にまで、一大法則が広がったのが、中国文化の軸と考察する。東洋文化の源泉に、例えば、孫子、傷寒論などの基軸になっている。発散と収斂とは一対のもので、最後は収斂力が勝利する。
 何事に於いても、この法則が不可思議にも、色々な場面を支配している事実には、関心する。最後に、思考面までも、発散的思考と収斂的思考とがあるのに、思い知らされる。

今井 裕幸
 編集委員になって3回目の新年の抱負となります。これまで2年間じょうはんの編集を続けてこられたのも、皆様の原稿を書いて頂けたおかげだと感謝しています。毎回締め切りまでに綱渡りで、やっと完成したと思ったら次の号ということです。編集者としてもベテランになってきたのだから、今年は計画性をもって企画してゆきたいと思います。
 編集構成も定型化・マンネリ化してきたので、企画ものを発表してゆきたいと思います。    
例会の報告だけでなく、古い会員の方のインタビューや、情勢判断学を活用したビジネスモデルの紹介などにも挑戦してみようと思います。
私、個人の本業の人材紹介のコラムも活用して、ホームページの方も活性化してゆけるように、情報を発信してゆく場を作って行きたいと思います。