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平成29年5月例会報告

日時  : 5月11日 木曜日 18;30 ~ 21;00
テーマ :今後の展開について
場所  : 港区商工会館
参加費 : 1000円
担当  :参加者による討議

参加者:平井兵治、石田金次郎、飯田豊、古川元晴、古川彰久 5名
各人から活発なご意見が出された。
以下に要約いたします。
1.我が国を取り巻く世界各国の情勢が大きく変化してきている。
(1)英国のEU離脱
(2)米国トランプ大統領の就任と独自政策の展開
(3)フランスに最年少大統領の誕生
(4)北朝鮮の核開発への対応
(5)韓国に北との融和を目指す新大統領の誕生
2.世界情勢の変化に対して、我が国としての対応が企業を含め問題があるように思われる。
(1)東芝問題
東芝が巨額の赤字を抱え、その存立さえ危ぶまれております。
この東芝が赤字になっている大きな原因は、東芝が原子力発電の発展を目指し買収したアメリカの原子力発電メーカーである「ウェスチングハウス・エレクトリック」が巨額の損失を出したことによります。
原子力開発は国家もかかわる重要事項と考えられますので、この問題の背後には、国際的な思惑の違いがあるのかと思います。
(2)経済問題
戦後急速に発展してきた日本経済ですが、近年かっての勢いがなくなっています。
日本の賃金水準が高くなったことから、日本の企業が海外の安い労働力を求めて海外に進出しておりますが、国際環境の変化に対応できずに、必ずしもうまくいっていないようです。
(3)情報処理
近年、スマホが急速に普及し、スマホで簡単に情報収集が可能となり、便利にはなったが、思考方法に戦術思考が失われてきているように思われる。
(4)教育問題
日本では特に初等教育で、「読み」、「書き」、「そろばん」といわれており、外国語教育でも文法が重視される傾向があるが、外国人と話をしようとしたらばまず聞いて相手を理解し、コミュニケーションを取れるようにすることです。理屈よりも実践が重要であります。
3.情判会としての対応
このような情勢の中で、今後の定例会でどのようなテーマでどのように展開していくのが良いのか。
(1) 城野先生の著書の輪読としては「日本的常識の診断学」を取り上げることも考えられる。
(2) 問題が複雑化してきているので、あるテーマを取り上げたら、そのテーマに関して事前にお互いに調べておいて、その上で討議するのが良いのではないか。例えば日本の文化について論じるとしたら、百田尚樹の「カエルの楽園」を各自事前に読んでおいて論議を進める方法が良いのではないか。
(3) 6月の定例会は既に篠原氏にお願いしてますので、7月の定例会で上記(2)項の内容を取り上げるとして具体的にどのように進めるか石田氏に提示して頂くこととする。

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