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2015年3月11日

平成27年2月例会報告

日時  : 2月12日 木曜日 18;30 ~ 20;30
テーマ :「私の自然治癒力への挑戦と
      脳力開発における心の問題」
 
場所  : 港区立商工会館
参加費 : 1000円
担当  : 古川 彰久

1.私の自然治癒力への挑戦
(1)挑戦へのきっかけ
①大学生の時に野口整体との出会いがあり、これまでの病気や健康についての考え方が間違っていたことに気付かされた。特に、整体協会野口晴哉師からのご指導を受け、いのちに対する考え方が根本的に変革され、自らの自然治癒力を活性化することに意を注ぐことになった。
②大学卒業後、会社に入って3年目の夏に、私の大学柔道部における親友が白血病に罹っていることが判明し、東大病院の医師から現在の医療では3か月の寿命だといわれ、関係者の話し合いの結果、野口先生の施術を受けることとなった。
③施術後、42度ほどの高熱が出るが、本人はよく耐え、経過後医師も驚くほどの変化があった。何回か経過し、野口先生からはもうあと1回でとのお話もあったが、本人は体力の低下を気にしてブドウ糖注射をうってしまい、これ以上施術を受けることができず、西洋医療の治療に戻らざるを得なくなり、結局帰らぬ人になってしまった。
④小生としては、彼がそのまま継続できていれば必ず快癒したと今でも信じているので、それをせめて自分の身体で実践していこうと決心をしました。
(2)自らの自然治癒力への挑戦
①当時、小生の視力は乱視と近視で視力0.1以下だったが、彼を預かった時に眼鏡をはずして私自身も自分の自然治癒力に欠けることにしました。
②彼が亡くなっても日常の生活でメガネをかけずに体質の改善を心がけ、翌年アメリカに留学した時にも眼鏡をかけずに頑張り、眼球が黒ずみ失明すると脅かされましたが、自分の治癒力を信じ乗り越えました。
③薬や医者に依存せずに、自分の遺伝的体質を変えるべく食生活の改善と工夫や生活環境を見直し、活元運動や、愉気法を活用し、会社業務の傍ら改善に努めてまいりました。
④会社在職中に中小企業診断士の資格を取得し、コンサルタントを志しておりましたので、会社退職後、小生自身健康に関心がありましたので、医業経営コンサルタントの資格を取得し、病院の経営コンサルタントを行いました。その結果、我が国医療制度の実態を知りました。
(3)我が国医療制度の問題
①自然治癒力を認めていない
 ●西洋医療一辺倒で、これまでの東洋医療を認めていない。
 ●医は仁術として、医師を中心とした利権構造を形成し、結果として、検査漬け、薬漬けで成り立つような仕組みを作っている。
 ●“いのち”の精神性を認めず、個人の意識による活性化効果は、いわゆるプラシーボ効果として排斥している。
②食品よりも薬を上位においている
 ●“いのち”は本来、空気・水・食品等によって育まれているが、我が国では薬を上位として、薬でないものが食品であるとの位置づけである。
③先進国の動向
  ●もともと、ヨーロッパでは英国におけるホメオパシー療法や独国における波動療法等東洋的療法が活用されている。
  ●近年米国においても、成人病対策への西洋医療の限界に気づき、統合医療が国策として推進されている。
(4)波動ビジネスに参画
①情勢判断学会の畏友であった増田寿男氏と再会し、波動ビジネスについて知り、小生としては現状の我が国の医療制度よりも波動ビジネスの方が本物だと考え、波動ビジネスに参入することとした。
②波動脳力の活性化を提唱し、生活環境の見直しと波動機器の活用を提案し、小生自身も波動を活用した生活改善に取り組み、目が急速に良くなり、運転免許証の眼鏡使用をはずす。
(5)遺伝的体質の改善(体癖の修正)
①その後、腰痛が発生したが、これは神経系統を刺激し活性化したために、小生の遺伝的体質の問題点が表面化してきたものと受け止め、生活習慣特に食事に高波動食品(特にドイツ製プレミアムサプリメントFitLine)を活用し改善した。
②これは骨格とそれを支える筋肉の働きの変化であり、腰から喉に向かって変化してきた。一時喉が腫れ上がり、水も飲みにくいほどであった。私はこれらの痛みや体の変化はそれらの箇所が悪いのではなく、むしろ、それらの箇所が正常な働きを取り戻すべく懸命に働いている表れだと受け止めている。筋肉の働きの再構成をしてきたといえる。
③その後、関節痛が発生してくる。これも徐々に変化していくが、観察していると、いわゆる東洋医学で言う、気・血・水のバランスを関節を通して整えているといえる。先に筋肉の働きの再構成をしたが、それらの筋肉の働きを支える血液やリンパ液の流れを整えようとして痛みが発生したといえる。
④更に丹田への力の入る具合により関節痛の痛みも変化が起こってくる。これは気が血・水のコントロールをしているといえる。
⑤以上のように小生の身体の変化を観察してきたが、東洋医療における“気”“血”“水”の働きを身を持って実感した。また自らの自然治癒力を活性化するのに
意識、精神性の重要性を再認識いたしました。
(6)“いのち”と自然治癒力の考察
①波動についての考察
国際生命情報科学会(ISLIS)は、これまでの近代科学は物質中心(客観性・再現性・普遍性)で精神・意識が排除されているとして、気のような微弱なエネルギーの研究に取り組んでいる。
 また、Oリングは大村博士がアメリカで特許を取りましたが、原理は波動測定機と同じで人体センサーによって計測されています。
 波動の原理としては、量子論の波動性から天野先生は生気体理論を唱え、精神力・生命力の存在を主張されています。また、ノーベル賞を取られた江崎先生は二元性から科学精神の二面性やロゴスとパトスについて語っておられます。
②“いのち”の観察と科学
 電子や素粒子は極微の粒子(粒子性)であると同時に波のエネルギー(波動性)を持っている。今まで未解明の人間の意識や精神に関わるエネルギーを表現するのに、この波のエネルギーと関連があるのではないかと、波動という言葉が使われてきた。
 量子論における素粒子の波動性に関わるこのような生命エネルギー現象を“いのち”が関与する広い意味での情報活動と位置付ける。
③観察と2元性について
粒子性:客観性あり
波動性:観測者によって異なる
異なる要因(仮説)
●情報としての特性
  情報が存在するかどうかよりも共振・共鳴現象による。
●観測者の観測エネルギーが対象物の波動性(エネルギー )に影響を与える。
④“いのち”の3面と生命活動の観察
生かされている“いのち”
  環境との調和、変化への対応
生きている“いのち”
  自立、可能性への挑戦
見つめている“いのち”
  ロゴスとパトスの2面性、自己責任、愛と感謝
⑤感受性と自然治癒力
肉体は「いのち」のハードウェアー(入れ物)であり、意識は「いのち」のソフトウェアー(情報活動)である。
感受性は外に対する情報機能であり、自然治癒力は内における情報機能といえる。これらを波動脳力と名付ける。
注)この場合の意識には、広大な潜在意識の領域を含み、情報の中には、気のような微弱なエネルギー(Subtle Energy)を含む。
⑥検証(指示表出性)に関して
  “いのち”が関わる領域においてこれまでの客観性あるいは平均値で判断することは、“いのち”が有する意識の価値を無視することである。
  意識を尊重するならば、客観性や平均値よりも因果関係を明確にしたストーリー(物語)性が大切だと考える。
⑦プラシーボ(偽薬)効果について
  プラシーボとは偽薬のことで、薬の薬効を判定するのにプラシーボ効果では薬効が有ることにならないと判定される。
 確かに、緊急を要する場合等いわゆる急性期病には薬効が重要であることは明らかである。しかし、日常生活において、強い薬の副作用や薬への依存症を考えた場合、プラシーボ効果によって同じ効果が出るならば、むしろその方が良いはずである。
 プラシーボ効果とは何かといえば、その人の意識の持ち方、価値観や感情によって、自然治癒力の発揚が左右され、病気や症状が変わるということである。もともとそのような機能が私たちに備わっているのだから、プラシーボ効果が出るように、積極的に意識や感情を高めれば、少しでも副作用のある薬への依存を排除できることとなるはずである。
⑧“いのち”のあり方と自然治癒力
●チャールズ・ダーウィン:「種の起源」
  最も強いものが生き残るのではなく、
  最も賢いものが生き延びるわけでもなく、
  唯一生き残るのは変化できるものである。
●“いのち”の根幹にある自然治癒力
  60兆個あると言われている細胞がそれぞれ勤めを果たしており、そこには相互の連携がある。
  その細胞も動的平衡状態にある。(福岡伸一)
2.脳力開発における心の問題
①戦略と戦術の違い
戦略における決心覚悟とは文字通り心を決めることです。
②脳力開発の指針の活用とは
何遍でも繰り返し活用して、身に着けることが大切とのこと。即ち、潜在意識にまで落とし込んで、意識しなくても体が働いてしまうようになるまで活用することです。

討議は、我が国の現状の仕組み、医療、司法、教育等のあり方等に及び、根本的な見直しが必要とのことであった。