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令和2年6月例会報告

日時  : 6月11日 木曜日 18;30 ~ 21;00
テーマ :一連のコロナ騒動にみる情報の「甲乙丙」について
場所  : 港区立商工会館
参加費 : 1000円
司会  : 松本 友

「一連のコロナ騒動にみる情報の「甲乙丙」について」
2020年、世界中がパニック状態になっているコロナウィルス騒動ですが、騒動に巻き込まれていない人たちはごく普通の生活をしています。
TVや新聞で知る情報と実際目にしている状況との違いは何なのか、そしてどう行動をすればよいのかを事実や報道、そして陰謀論まで混ぜて考え、情勢判断を皆さんと考えてみました。
~欧米に比べ、アジア、特に日本は重症者、死亡者が少ない~
ウィルスの変異により欧米と日本ではそもそもが違うから死亡者が少ないのか、アジア人には耐性がそもそもあったのか、それとも単に日本人の清潔好きが功を奏したのか。僕自身は、日本人はあまり大声で話さないこと、日本語の発生方法と普段ハグしたりしない習慣があまり感染しなかった理由だと思っています。これについては専門家の冷静な分析が必要だとは思いますが、出回っている情報では不安を煽るような数字の切り取り方がされていることが多いと思います。
数字としての事実
死亡者数
アメリカ8万7000人
イギリス3万4000人
イタリア3万1000人
スペイン2万70000人
フランス2万7000人
日本713人(5月18日現在)
~ワクチンができればよいのか~
インフルエンザで亡くなる人も毎年多くいます。でも、ワクチンがあること、タミフルなどの薬があることを安心材料と捉えている人は多いと思います。でも、ワクチンや薬があっても毎年結局多くの人が亡くなります。感染症が発生するたびにパニックに陥っていたら世界は成り立たなくなって来ると思います。
インフルエンザの日本死亡者数
2017年:2569人
2018年:3325人(肺炎は94,654人 肺炎死の97%は65歳以上) インフルエンザ感染者1200万人
日本で喉にものをつまらせて亡くなる方が年間8000人。そのうちお餅が原因の人が4000人います。
数字だけで考えるのであれば、冬に気をつけなければいけないのはコロナ感染ではなく、「お餅を食べること」ということになります。交通事故でもそうですが、現代社会に生きている以上は、なにかを得ることで、なにか犠牲にしてしまうということです。
毎日のニュースで「餅を喉につまらせた」という報道ばかりしていたら、国民がみんなお餅も饅頭も食べなくなります。
毎日報道しないということは、それが日常であって情報の真ん中だから。ニュースで報道するのは端っこの情報で普段はあり得ないことが起きているのでニュースにわざわざしているのだと思います。
~若い人の感染が増えてきている~
いわゆる「夜の街」での若者の感染が話題になっています。若い人が多いので重症化したりなくなる人は少ないですが、感染者のみが取り上げられます。今回の人数は、関係者をPCR検査することによって出てきている数字ですが、3月、4月は発熱して病院に来た人にしか検査をしていませんでした。よって、実際に感染していた人数は今の比ではなかったことは容易に推察できます。メディアの数字の取り上げ方に恣意的なものを感じます。
~第二波が来たらどうするのか~
また寒くなってくれば10月頃から第二波は来るでしょう。そして、同時にインフルエンザもやってきます。今年のインフルエンザは弱かったようなので、来年はインフルエンザの違う型で強いものが流行るかもしれません。また緊急事態宣言を出すにはもう財源がありません。補償すれば済むのか、お金を刷れば済むのか。現在コロナウィルスの特徴はわかってきています。高齢の方、持病がある方はリスクが高いのでなるべく不用意に大勢が集まる場所に行かない等の対策は必要です。でも、健康で免疫をしっかり上げていれば多少の感染はあってもしっかり経済を支えて行く必要があるのではないでしょうか。
城野さん的に言えば「死ななければいいんです、風邪を引いたら布団で寝て汗かいて熱が下がったらお粥食べて元気出す。ただそれだけ。熱が出るということは身体が戦っているということなんです」
~結局変化に対応したものだけが生き延びる~
自然界で変化しないものはありえないということを考えてみれば、コロナウィルスで世界が滅びるわけでもなく、また逆に世界が滅びてしまえばコロナウィルスも生き延びられないので彼らも変異すると思います。世界はかんたんに終わらない、正しく情報を自分の目で、自分の頭で、自分の体感で理解して、判断して、対応していくことが大前提だと思います。その際に、城野さんのシンプルな教え、甲乙丙の情報を分類して考えること、無用に恐れることなく自分のできることを手を使い、足を使い、口を使い、一口ずつ着実に行うこと。それが大事だと思っています。何より、人類の戦略は生き延びて、より良い世界を作ること。戦術は「ただ恐れ、守ること」ではない。

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