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平成25年5月例会の報告

日時  : 5月8日 水曜日
       18;30 ~ 21;00
テーマ :「 いのちの喜ぶ」生き方
    ――病という負の財産を得て――

場所  : 港区立商工会館
担当  :かとう みちこ

◎ 発病:なぜ病になったのか?

誕生の瞬間から始まった。兄と2人の姉、そして私、家族の誰もが男子の誕生を望んでいた。家族の期待に応えようと、せいいっぱいボーイッシュな少女時代を送る。
だが初潮を迎えて体、全体がふっくらと丸みをおびてくることに嫌悪しダイエットにはしる。家族の期待に応えられなかったことで自分を責めるようになる。
この頃、兄夫婦に待望の長男が誕生した。両親は大喜びし家族の関心は長男にそそがれる。一人とり残されたような孤独、ますます心身のバランスを崩していく。極度のストレスを食べることで癒そうと過食に走る。下剤を飲んで食べては吐く、食べては吐くの極度の「過食症」となってゆく。数年が経った頃、いっさいの食べ物を受けつけなくなり極度の「拒食症」となる。20才の時、体重22Kgと衰弱、大量輸血と大量ステロイドで命はとりとめたが「薬害」で苦しむこととなる。
血清肝炎、腎不全、大腿骨(ダイタイコツ)骨頭(コツトウ)壊死(エシ)。
爪、歯、髪を失う。失って失ってやっといのちの真実を知る。

◎ やっと父母の愛に気づく

母が私を産みさえしなければこんなことにならなかったのに-------と母を責めることになる。
農家の嫁として忙しい中、毎日病院に駆けつける母に悪たれ悲しい反抗をしてしまう。本当は、苦しいよ---辛いよ---と言って泣き叫びたいのに素直になれず、絶望を母にぶつけてしまう。毎日死にたいと生きてきた。

絶望の中で母の愛を知る。
21才の誕生日のその日、その日も母に暴力を振り、暴れる。強い精神安定剤を注射され眠る。目が覚めると母の走り書きのような手紙があった。

---みっちゃんお誕生日おめでとう。今のみっちゃんはお母さんにとって悪い子かもしれませんが、それはみんな病気がそうさせているのですよね。ほんとうのみっちゃんは優しくてみんなに好かれるいい子ですよね。最後にみっちゃんをこんな体に産ん
でしまったお母さんを許してくださいね。明日、またまいります。愛する娘みちこ様へ----
母より
この手紙を見て何年も泣けずにいたのに素直に大泣きした。

そして母への詩をつづった。
 「誕生日」
かあさん
今日は大変だったのね
私をこの世に産むために
かあさん十ヶ月も重たかったのね
かあさんの血や骨をもらって
かあさんの爪や髪をもらって
わたしはこの世に産まれたのね
かあさんわたしのかあさん
今日はほんとうに
ありがとう

◎ 姉の死

2学年上の姉、嫁ぎ先で手遅れの胃ガンになり3人の幼児を残しこの世を去る。両親の悲しむ姿を目にしこの老いた両親の為に生きようと決心する。お父さん娘だった姉、父の悲しむ姿を目に前にし父を慰めようと一緒にお風呂に入る。この時老いた背中をみてショックを受け、私は絶対に元気になって見せると決心を強くする。

「とうさん」
とうさん
メガネの奥の
慈愛にあふれる眼差しは
どんなお叱りより
ズシンと胸にひびきます。
哀歓のタイムマシンは
はだか同士の親子です
こんなに白く薄くさせてしまった髪
こんなに小さくさせてしまった背中
とうさんこのわたしを叱って下さい
わたしたちのとうさんよ

◎ 詩人の宗(ソウ)武志(タケユキ)先生との出逢い
詩人の宗武志先生(北原白秋の実御弟子さん)との出会い。
かたくなになっていた私の心をすこしづつほどいて下さった。
(そのお人柄に感化される)しあわせのかくしあじの詩が生まれる。

からいお塩は
おいしい おしるこのかくしあじ
からい くるしみ かなしみ
そして わかれ
みいんな しあわせのかくしあじ
ひとふり ふたふり
ほら!
 しあわせが とっても
 おいしくなったでしょ・・・・・

この詩が評価され本に紹介され(後に詩集として本になる。学校図書選館の選定図書となり教科書5年生用の朗読本の中に採用される)このことで自信を取り戻す。希望の光がみえてくる。

◎ 絶望の中でひとすじの光

本の出版、そして二十四才の時の初恋。両親に反対され駆け落ちをする。3ヶ月の同棲生活と結婚式をあげて3ヶ月で終止符。6ヶ月のうちに結婚、離婚を経験。しかしこのことがきっかけで一人生活(ぐらし)、自立を決意する。迷いながら傷つき傷つけながら道を求め人生を模索する。

◎ 城野先生との出逢い

先生の歩んでこられた人生に驚き、感動し、やっとめぐり逢えた師、数々の目から鱗、開眼する。
①病はわずかの部分で90%は健康ということに気づく
②健全(普遍性)が全体をしめ不健全(特殊性)は部分である
③嘆きの人生かたのしみの人生か2者択一
  使うエネルギーは同じである
④人頼りの生活から脱却
  人生をつくる主因は自分自身の心の中にある
⑤悪条件は自分を成長させる好条件に変えることができる
⑥主体的に行動をおこす
  埼玉に脳力開発のタネをまく、15年にわたる埼玉情判会の主催。たくさんの仲間との出逢いで楽しみの人生に変わる

◎ 「素粒水」との出逢い(薬害の身体を水で洗う)エッセイ本出版
 
H15年人工透析すれすれだったが、体内水まで変えることができる超波動水(世界八ヶ国特許)エネルギーを秘めた素粒水と出遭う。水は記憶物質である為、今までの浄水器では不完全である。
 素粒水は今までの方法とはまったく違う分解除去してしまう。したがって水の安全だけでなく、食の安全、地球の安全に貢献できるすぐれもの。後半は素粒水の話で盛り上がりました。

◎ まとめ
 
脳力開発、情勢判断学の学びの中から、すべては私の思い込みから始まった病、幸、不幸も自分の心が作り出すことを知る。すべてが脳でつくられる感覚世界、記憶のつみかさね、概念がほんとうのことだと錯覚していた。
 人とのふれあい、出逢い、感じ方で人生は変わる。
すべてが許されて生まれ、許されて生き、許されて還ってゆくのかもしれませんね。

ありがとうございました。

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