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令和4年9月例会ご案内

日時  : 9月8日  木曜日
      18:30 ~ 20:30
場所  : 港区立産業振興センター
       10階 会議室3
会費  : 1000円
テーマ : 「東西古今人間学1」前編
テープを聴く
演者  :  鵜殿博文

人間学に付いて難しく書かれている書籍が多いけど、抽象的に人間とはこういうものであるとか書いてある本が沢山あるけれど、そのような事を覚えても何も行動は変わらない。城野さんの人間学とは人間の動きで能力開発から来ている。

人間の脳は外界刺激に反応する。その事により戦略的選択をする。刺激を避けて「逃げる」「近づく」の2択である。それは古代から変わらない。

毎日の暮らしで考えると、今も昔も古代から脳の構造は変わっていない。古代人も現代人も、ご飯を食べて着物を来て家に住まう。その根本は変わっていない。

古代建築は6000年昔から今と同じように、石やレンガで立派な建物に住んでいた。絹や綿もあり、肉や魚を食べていた。体は手足目は2個。口があって鼻もある。

人間の行動に関しても古代の人がこう動いたという事は現代の人の行動に参考になることがある。古代の人が行動して実験をしてくれているので、その行動は現代の人にも役に立つ。

斉の国の晏嬰の一例
秦の国に呼ばれて、犬が入るような小さな門に案内される。本来であれば歓迎されて大きな門から入るはずであったが、嫌がらせを受けた。
その時に、怒って帰るや暴力では戦争になってしまう。どうぞと言わせるために相手の意識を変える必要がある。
晏嬰さんは頭を使って相手にどうぞお入りくださいと言わせた。

他にも猛将軍の事例を通じてどのような行動をとったかを考えた。いずれも、様々な切り口で物事を考えて相手の意識を変えて局面を変える事に成功した。

田中角栄の賄賂の事例からの話
日本は少数派の意見も尊重できる社会である。田中角栄は懲役刑になったけど、収容されているわけでないので、選挙で新潟で立候補したら20万票集めて当選することができ代議士になることができた。
フランスでは少数派の人間はギロチンにかけられて殺されてしまった。中国では毛沢東やドイツのヒットラーも同じで、少数派を慣用しない。日本ではない他の国では少数派に対して不寛容である。
日本は政治的に高い知性が有るので、其のようなことがおこらず、少数派も取り入れることが出来る。そして欠点を探すのではなく優点を探さなければいけない。

これらの幾つかの事例で、城野さんが公演中に聞いて答えを出せた人がいた。答えがわかるということは古代の人も現代の人も根本的には同じであることを証明しました。

今回は様々な事例から人間の行動は今も昔も同じであることがわかりました。

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